引っ越し作業中に付いた染み落とし
今回の事例は引っ越しの最中に、マットレスを汚してしまった!『ついた汚れやシミを落として欲しい』とご相談を受けました。
●最新の注意を払って作業されていても誤って付いてしまう汚れ。
何れも、引っ越し業者様からご依頼で、偶然、どちらも同じ素材のマットレスです。
訪問先は、氷見市と滑川市で県外から移住されて来られた方の、お家に出向いての出張作業で薬品やスチームなどを使って染み抜きをしていきます。
●血液によるシミ汚れ
血液が付いてお客様が染み抜きを試されたが汚れを落とし切れず依頼の依頼でした。
蛋白質を分解してくれる薬品を使って染み抜きをしました。
●擦れて付いた汚れ
搬送中に、何かと擦れた際についた汚れで、ご自身で作業して汚れが広がる事を恐れての依頼でした。
中性洗剤とスチームを使って染み抜きをしました。
●家庭で染み抜きをする場合どうすれば良い?
布団やマットレス、椅子やソファーといった家具や車のシートなど洗えない物に血液のシミが付いてしまった時はどうしたら良いか?
・まず古いタオルなど汚れてもいい布を水かぬるま湯で濡らし、シミの部分をつまみながら汚れを抜き取ります。汚れてすぐや少量のシミなら水だけで落ちる場合もあります。
・もし水だけで落ちない時は、シミの部分に洗濯洗剤(液体タイプのもの)か中性洗剤を少しだけつけて、同じく布でつまみ取るように汚れを落とします。シミが取れたらもう一度濡れた布で汚れと一緒に洗剤をきれいに拭き取ります。
・それでもシミが落ちない場合は「重曹」を使ってみるのも一つの手です。
セスキと同じく掃除から洗濯まで幅広く使える重曹、血液のシミ取りにも効果的なアイテムです。
濡らした布でシミの部分を叩いて軽く汚れを移し取ったら、重曹小さじ1と水100mlを混ぜた「重曹水」を綿棒などでシミによくなじませます。30分ほど置いたら濡らした布で優しく拭き取って終了です。
・またいずれの方法もシミ取りの後は水分を拭き取り、風通しのいい場所でしっかりと乾燥させましょう。
※素材によっては完全に落とし切れない場合もあります。
クリーニング後に悪臭が…
引っ込中のトラブルの依頼の他にも、こんな稀なご依頼が・・・
石川県金沢市のお客様から、『業者にマットレスクリーニングをしてもらったのに、悪臭がするので消臭して欲しい』
●マットレスの消臭
作業前にお客様より状況をヒアリング(◎_◎;)
マットレスをキッチンハイターとお酢でクリーニング・・・えっ!どちらも、人によっては刺激臭が感じる物ですから『専門業者』であれば絶対に使いません。
業者が、そんなものでマットレスをクリーニングしたの?耳を疑いましたけど現実に起きているので仕方がない(汗)
重曹とクエン酸を用いてクリーニングをしたと言うなら納得できる範囲ですが専門業者は、これらの何れも使いません。
ご自身でクリーニングされる場合は洗剤選びには十分気を付けて下さい。
さて、消臭作業ですが、基本はアルカリ性の臭いには酸性薬品で、酸性の臭いにはアルカリ薬品で中和、分解をして消臭していきます。
マットレスなので布製品に使用できる薬品で無臭に近い薬品で洗っていきます。
大型布製品のクリーニング
●家庭用リンサークリーナーでクリーニング
マットレスやソファーなど天日干しも容易ではなく、洗う事も困難ですよね。
最近、家電メーカーのアイリスが家庭用のリンサークリーナーを販売をしているので、ご家庭でもクリーニングが出来る様になってきました。
お子様がカーペットやソフアーで飲料水をこぼした時やペットがお祖祖をししまった場合など、結構重宝するアイテムですね。
ネットで作業の進め方が紹介されて、誰でも出来る時代ですが作業方法や用いる洗剤など良く調べ注意点をシッカリ理解したうえで作業を進めて下さい。
●思ったより大変!大型製品のクリーニング
家庭用リンサークリーを用いて全体をクリーニングする場合は想像以上の労力が必要です!
市販のリンサークリーニングはスポット的に汚れを吸い取るなど応急処置には威力を発揮しますが、マットレス全体を清掃する場合は時間と労力が必要になってきます。
濯ぎと水の補充交換などソファー1枚をクリーニングするさい大変な作業となりますし、十分な濯ぎが出来ず臭い戻りの原因をつくったり・・・
『マットレスの汚れや臭いが気になる』そんな、お困り事はマットレスクリーニング専門知識が豊富なハンドリングワークスにお任せ下さい!
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