粉石鹼が原因で『排水管が詰まる』って本当⁉
▮洗濯用粉石鹸が詰まりの原因に!
洗濯用粉石鹸に限らず、粉石鹸は液体石鹼と違い水に溶けにくいので、実は詰まりの原因となる場合があります。
溶けきれなかった洗濯粉が排水管内で蓄積され排水の流れが悪くなる。最悪は排水をせき止めたり逆流し水が溢れるなどと言った現象が起るのです。
今回のお宅は、洗濯機の排水管が台所の排水管とが途中で合流する構造となっており、洗濯機側で排水すると逆流した排水がキッチン下にある接続口から水が溢れるといった状態になっていました。
▮詰まりの原因も様々・・・詰まりの症状で多いのが油脂成分が固まる事で引き起こす!
最も多いのは、汚水桝清掃を怠って汚水桝内の汚れが固まり汚水桝が溢れている状態です(詰まり)。
汚水桝がない代わりにトラップ構造になっている場合はトラップ出口側で油脂成分が固まり屋内の排水管ま内まで詰まらせるケースです。
今回、紹介しているのは洗剤汚れによる例外的なケースですが、稀によくあるケースです。
液体洗剤でもつまりの原因になる!
液体洗剤が原因で配管をつまらせる理由。
洗剤自体は液体であるため、すぐに排水管を詰まらせることはありませんが、以下のような要因が重なると詰まりの原因となります。
▮洗剤の蓄積
洗剤は使用時に溶けますが、排水管内で冷えると固まることがあります。特に、油分を含んだ洗剤や柔軟剤、石鹸が、排水管の壁に付着して徐々に蓄積していくことがあります。これが長期間にわたって溜まると、つまりの原因になります。
▮油脂と混ざって固まる
特にキッチンで使用される洗剤は、油汚れを落とすためのものであり、その油分が排水管内に残ってしまうことがあります。油分は冷えると固まりやすいため、洗剤と油脂が混ざって排水管内で固まることで、徐々に水の流れが悪くなります。
▮石鹸カスの蓄積
浴室や洗面所で使用する石鹸やシャンプー、ボディソープなどは、硬水に含まれるカルシウムと反応し、石鹸カス(固形物)が生成されます。このカスが排水管内に蓄積し、他の汚れと絡み合うことでつまりが発生するのです。
洗剤による排水管のつまりを予防する3つの方法
1.定期的に重曹と酢で掃除する
重曹と酢を使うと、排水管内に溜まった洗剤や石鹸カスを分解することができます。これらは環境に優しく、家庭内でも安心して使える方法です。
手順:
排水口に1/2カップの重曹を振りかけます。
その後、1/2カップの酢を注ぎます。発泡が始まり、洗剤や石鹸カスが浮き上がるのを助けます。
約15〜30分放置して、発泡の効果を発揮させます。
最後に熱湯をたっぷりと流し込み、溶けた汚れや洗剤を洗い流します
2. 熱湯を流す
洗剤や石鹸カスが冷えて固まっている場合、熱湯を使うことでそれらを溶かし、詰まりを解消できることがあります。ただし、排水管がプラスチック製の場合、非常に高温の熱湯は避け、80度前後のお湯を使用してください。
手順:
排水口に熱湯(または適度に冷ましたお湯)をゆっくり注ぎます。
しばらく待ってから、もう一度お湯を流し込み、汚れがしっかり流れるか確認します。
3. 排水口にフィルターを設置する
フィルターやストレーナーを排水口に設置することで、大きなゴミや異物が排水管に流れ込むのを防ぎます。洗剤や石鹸カスもフィルターによってキャッチされるため、定期的にフィルターを掃除して清潔に保ちましょう。
POINT!
洗剤や石鹸カスが原因で発生する排水管のつまりは、日常的に使う洗剤の蓄積が主な原因です。重曹と酢、熱湯、ラバーカップ、パイプクリーナーなどを使ってつまりを解消し、定期的なメンテナンスを行うことで、排水管のトラブルを防ぐことができます。もし自力で解決できない場合は、専門業者に依頼して適切な処置を行うことを検討しましょう。
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